【終了】3.11文学館からのメッセージ 全国文学館協議会共同展示2020年度
- 2021年03月02日
- 展示案内
この全国文学館協議会共同展示は、2011年3月11日の東日本大震災を契機に開催されました。
死者に対する鎮魂と被災者への慰謝を願う心から、
当時の会長中村稔氏(詩人・弁護士)の提案に賛同した文学館が2013年3月に一斉に展示を始めました。
第9回目を迎える本年は全国34の文学館で開催いたします。
2021年3月2日(火)~3月28日(日)
「坂口安吾の震災体験—中也の関係者が語る関東大震災Ⅲ」
坂口安吾と中原中也は昭和7年に知り合い、間もなく交友を深めました。翌年にはともに雑誌「紀元」創刊に助力し、同じ年に中也の訳詩集『ランボオ詩集《学校時代の詩》』が刊行されると、安吾がその翻訳に基づいたランボー評を発表しました。
本展では、坂口安吾の小説「石の思ひ」を通じ、安吾文学における関東大震災について紹介します。