【終了しました】特別企画展「詩が生まれた場所へ―中也の見た風景」
2017年7月27日(木)~10月1日(日)
詩人・中原中也は明治40年に生まれ、明治・大正・昭和の異なる時代を生き、30年という短い生涯を駆けぬけました。
中也の作品は、日常で出会ったさまざまな場所から生み出されています。故郷の景観地・長門峡、都会のカフェー、愛児と行った動物園……。現代を生きる私たちにも共感を呼び起こす中也の詩ですが、中也が実際に見ていた風景はどのようなものだったでしょうか。
本展では、作品の舞台や中也をはぐくんだ「場所」に焦点を当て、当時の風景や時代風潮を紹介しながら、古くて新しい中也詩の世界を探訪します。
関連イベント情報
◎製本ワークショップ「オリジナル中也詩集を作ろう!」
中也の直筆原稿の写真を使ったオリジナル詩集を作ります。
◎中也カフェー ~蓄音器コンサート in ぼなーる
蓄音器から流れる昭和初期に流行した音楽を聴きながら、お茶やお酒をお楽しみください。
◎講演会「希望の風景としての建築~中也が生きた時代の空間のつくり手たち~」
明治から大正へ。個性的な表現を歓迎する自由な空気の中で生まれた建築の世界をお楽しみください。
「それまでにない空間を自ら創りだす」感覚には、中也の時代の詩作と意外な共通点も。
今回は大正期の雰囲気を今に伝える名建築、旧県会議事堂が会場です。
◎プロムナード・トーク
学芸員による展示解説を行います。