[終了]企画展Ⅱ「中也と短歌」
吉田緒佐夢、宇佐川紅萩、中原中也『末黒野』(1922年、私家版)
企画展Ⅱ「中也と短歌」
2023年10月4日(水)~2024年4月14日(日)
1920年2月、中原中也12歳の時、雑誌「婦人画報」に初めて自作の短歌が掲載されました。その後地元の新聞などに発表の場を広げ、1922年には年上の歌人2人と歌集を刊行するまでになりました。故郷の山口を離れ、詩を制作するようになった1923年以降、短歌作品は数首ほどしか確認できませんが、歌を詠んだ経験は、のちの詩作にも強い影響を与えているように思われます。
本展では、山口の歌壇の人々との関わりを中心に、中也と短歌の関係について探ります。
プロムナード・トーク(展示解説)
10月8日(日)・2024年1月7日(日)・3月30日(土)
いずれも14:00~14:45(予約不要・要入館料)
担当職員が展示を深く掘り下げ、わかりやすく解説を行います。
会場:中原中也記念館
私の好きな中也の短歌
展示開催期間中、館内でお気に入りの短歌1首に投票する企画を開催。
全116首のなかから、好きな短歌に投票してください。
展示終了後、投票者の中から抽選で5名の方に当館オリジナルグッズ(『末黒野』復刻版)をさしあげます。
ぜひ、ご参加ください。
「わたしの好きな中也の短歌」投票結果発表
「中也と短歌」の展示内で、116首ある中也の短歌のなかで最もお気に入りの短歌を、ご来館の皆様に投票していただきました。その結果、814名の方にご参加いただきました。
第一位 44票 芸術を遊びごとだと思つてるその心こそあはれなりけれ 〈小芸術家〉
第二位 43票 猫を抱きややに久しく撫でやりぬすべての自信滅び行きし日
第三位 35票 我が心我のみ知る!といひしまゝ秋の野路に一人我泣く
第四位 27票 腹たちて紙三枚をさきてみぬ四枚目からが惜しく思はる
第五位 25票 菓子くれと母のたもとにせがみつくその子供心にもなりてみたけれ 〈子供心〉
ご参加いただき、ありがとうございました!
オンラインショップでも「末黒野」ご購入いただけます▼
ランキング発表と解説を当館YouTubeチャンネルで実施しました。ぜひご覧ください。