【終了】3.11文学館からのメッセージ 全国文学館協議会共同展示
- 2022年03月01日
- 展示案内
この全国文学館協議会共同展示は、2011年3月11日の東日本大震災を契機に開催されました。 死者に対する鎮魂と被災者への慰謝を願う心から、 当時の会長中村稔氏(詩人・弁護士)の提案に賛同した文学館が2013年3月に一斉に展示を始めました。 第10回目を迎える本年は全国31の文学館で開催いたします。
2022年3月1日(火)~3月27日(日)
「二つの大震災と文学」
中原中也記念館では、過去9回の共同展示を通じて、東日本大震災と関東大震災を取り上げ、二つの大震災をモチーフとした現代そして中也と同時代の文学者の活動を紹介してきました。この度は共同展示の最終回を迎えるにあたり、それぞれの時代の文学作品の中から詩に注目し、両者を一緒に鑑賞することを通じて、未曾有の事態に言葉で向きあった詩人の営みをご紹介します。
前期は、抒情性豊かな美人画によって画家としても高名な詩人・竹久夢二(一八八四~一九三四)と、戦後を代表する詩人の一人で中原中也他の評論活動でも知られる中村稔(一九二七~)の詩、後期は口語自由詩の創始者として詩史に名を残している川路柳虹(一八八八~一九五九)と、長く現代詩を牽引しエッセイや中原中也研究でもすぐれた業績を残している佐々木幹郎(一九四七~)の詩を紹介します。
[前期]3月1日(火)~13日(日)
[後期]3月15日(火)~27日(日)