【終了しました】企画展Ⅱ「文士の肖像――林忠彦写真展」
2018年9月27日(木)~2019年4月14日(日)
山口県周南市出身の写真家・林忠彦の生誕100年を記念し、周南市美術博物館協力のもと、林忠彦の写真展を開催します。
同じ山口県出身でありながら、中也と出会うことはなかった林ですが、小林秀雄、太宰治、坂口安吾ら中也と交友のあった文学者の肖像写真を撮影しています。それらは、『日本の作家』『文士の時代』といった写真集に収められ、林の代表作となりました。写真家がとらえた文士の姿は、いったいどのようなものだったでしょうか。
本展では、中也と同時代の文学者の業績を紹介しながら、林の写真の魅力にせまります。
林 忠彦 (はやし ただひこ) 1918-1990
1918年、山口県徳山町(現・周南市)生まれ。オリエンタル写真学校を卒業後、東京光芸社に入社し、写真家としてデビュー。1942年、報道カメラマンとして中国へ渡る。1946年、山口県に引揚げ後、上京。1948年、雑誌「小説新潮」にて太宰治、坂口安吾らの「文士シリーズ」を連載し始め注目をあびる。主な写真集に『日本の作家』(日本写真協会年度賞受賞)、『日本の画家108人』(毎日芸術賞受賞)、『文士の時代』、『東海道』などがある。1990年、72歳で死去。
期間中を3期に分け、展示替えを行います。
同じ作家であっても、撮影場所やアングルなどが違う別の写真を展示し、各会期8作品、全24枚の異なる写真をお楽しみいただけます。
【第1期】2018年9月27日~11月25日
展示する文学者:河上徹太郎、川端康成、小林秀雄、今日出海、坂口安吾、佐藤春夫、高見順、檀一雄
【第2期】2018年11月28日~2019年2月17日
展示する文学者:河上徹太郎、川端康成、小林秀雄、今日出海、坂口安吾、佐藤春夫、高見順、檀一雄
【第3期】2019年2月20日~4月14日
展示する文学者:宇野千代、大岡昇平、織田作之助、川端康成、坂口安吾、佐藤春夫、太宰治、永井龍男
「文士の肖像」展スタンプカード!~3期とも展示を見て、スタンプを集めよう!
本展の第1期(2018年9月27日~11月25日)に、オリジナルスタンプカードを配布。会期ごとにスタンプを押印します。
3つ全て集めた方には、中原中也記念館のオリジナルグッズをプレゼントいたします。
【イベント】
中原中也を読む会 「文士の肖像――林忠彦写真展」見学 ※終了しました
中原中也記念館の学芸員の解説とともに、感じたことを話しながら詩の世界を味わう会です。
2018年10月26日(金)13:30~15:00
参加費:無料
展示解説 ~文士篇~
中原中也記念館の学芸担当職員が、撮影された文学者について解説します。
2018年10月8日(月・祝) 2019年1月13日(日) 2019年3月21日(木・祝)
時間:各14:00~14:30
解説:担当学芸員
参加費:要入館料、申込不要
ゲスト・トーク ~写真篇~ ※終了しました
本展で展示している林忠彦の写真について、周南市美術博物館学芸員・松本久美子氏に解説していただきます。
2018年12月8日(土)14:00~14:30
解説:松本久美子氏(周南市美術博物館学芸課長)
参加費:要入館料、予約不要
林忠彦命日 ※終了しました
林忠彦の命日にご来館いただいた先着10名の方に、林が撮影した写真のポストカードをプレゼントします。
2018年12月18日(火)
定員:入館先着10名
林忠彦生誕日 ※終了しました
林忠彦の生誕日にご来館いただいた先着10名の方に、林が撮影した写真のポストカードをプレゼントします。
2019年3月5日(火)
定員:入館先着10名
文士の言葉 ガチャ!
展示期間中、林忠彦が撮影した文士たちと、中原中也の言葉が、館内限定の缶バッジガチャポンと一緒に封入されます。
記念に、おみやげに文士の言葉をゲットしてください!
また、その他展示している文学者の主な作品の書籍も販売しています。
9月27日(木)~2019年4月14日(日)
場 所:受付付近