【次期展示】特別企画展「詩の舷灯――高森文夫と中原中也」
- 2026年03月03日
- 展示案内

特別企画展「詩の舷灯(げんとう)――高森文夫と中原中也」
2026年7月30日(木)~2026年10月4日(日)
中原中也には、弟のように親しく接していた詩人がいました。現在の宮崎県日向市出身で3歳年下の高森文夫です。中也と高森は一緒に旅行に出かけたり、同じ下宿で暮らしたりするほど親密な間柄でした。中也は高森に大きな影響を与え、中也もまた詩集『山羊の歌』発行に際してタイトルなどを高森に相談したり、高森が詩集を発行したときは書評を書いたりしています。
中也の死後も高森は故郷で文学活動を続けますが、中也と発行する予定だった同人誌「舷灯」を自身の詩集名にするなど、そこには常に中也への思いがありました。
本展では、船の舷灯のように異なる個性を灯しながら、ともに同じ「詩」の船に乗って進んだ高森と中也の、知られざる友情の軌跡を紹介します。
プロムナード・トーク(展示解説)
学芸担当職員が展示の解説を行います。各回14:00~
8月8日(土)
8月29日(土)
9月20日(日)
◇事前申し込み不要 ※要入館料
ワイカムシネマ 野田真吉特集――ゆきははなである 主催:山口情報芸術センター
高森文夫、中原中也と交友の深かった映画監督・野田真吉のドキュメンタリー映画を上映します。
詳しくはYCAMシネマホームページをご覧ください。
映画上映
日程:9月5日(土)-9月13日(日)
会場:山口情報芸術センター[YCAM] スタジオC(山口市中園町7-7)
料金:一般1,400円、65歳以上1,100円、any会員・学生(中学生以上)・障がい者(介助者1名)1,000円、小学生以下800円(※当日券のみ販売)
関連トークイベント 登壇:亘純吉氏(野田真吉ご子息、映像民俗学者)
野田真吉の映画を上映後、高森文夫とも出会ったことがある亘氏に、野田や高森の思い出をお話いただきます。
9月6日(日)15:35~16:05
※14:00から上映の『生者と死者のかよい路 新野の盆おどり』+『冬の夜の神々の宴 遠山の霜月祭』+『異形異類の面掛行列』(全91分)後、亘氏に野田映画の魅力や高森との思い出についてお話しいただきます。
野田真吉(のだ・しんきち 1913-1993)
愛媛県八幡浜市生まれ。早稲田大学予科在学中、同郷の詩人・高橋新吉の勧めにより参加した雑誌「半仙戯(はんせんぎ)」の会合で、高森文夫と中原中也を知る。高森とは畏友として交友を深め、中也とは詩作のアドバイスを受ける仲となる。昭和12年、P.C.L映画製作所に入社し、映画制作に携わる。戦後は主にフリーの映像作家として、ドキュメンタリーや民俗文化の映像化の分野で多くの作品を残した。詩人としては戦後に2冊の詩集を出版した。著書に中原中也との思い出を記した『中原中也 わが青春の漂泊』などがある。
