Tシャツデザインコンテスト 入選発表!
中原中也記念館開館30周年記念 Tシャツデザインコンテスト
中原中也記念館開館30周年記念事業として、Tシャツのデザインコンテストを実施しました。
テーマを「中原中也の詩」として461の応募作品の中から、最優秀賞2点、優秀賞2点、佳作5点が選ばれました。
従来の中也ファンの方だけでなく、この企画をきっかけに中也の作品に触れた方も。年齢も幅広く10~80代の全国のみなさまからご応募いただき、多様な詩のイメージと表現を見せていただきました。
最優秀作品のTシャツ2種の販売は、4月からスタートします。
最優秀賞 2作品
最優秀賞 CIRCUS
Tatsuya Watanabe / BORIS(神奈川県・35歳)
開館30周年を記念とするコンテストに受賞することができ、大変光栄です。ありがとうございます。
中原中也の代表作の一つ「サーカス」からインスパイアを受けデザインさせていただきました。
サーカス小屋のようなカラフルな色彩と「幾時代か」や「ノスタルジア」など、詩から感じる断片的な記憶の表現を中原中也の肖像画へ落とし込みデザインしました。
選出コメント
中也の肖像をもとにしたシンプルでわかりやすいデザインながら、多彩なモザイクの中の黒一色の印象的な眼差しが、詩人の個性をよく表現しています。上下に詩「サーカス」の題名とよく知られたオノマトペが丸く配され、詩の世界への広がりが感じられます。
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最優秀賞 「中原中也」人生の色
重岡 千鶴(福岡県・36歳)
このたびは大変大きな賞をいただき、誠にありがとうございます。中原中也ファンとして身に余る光栄でございます。
このデザインは、一目見て中原中也のTシャツだと分かるものにしたく、中也の詩をそのまま使用いたしました。
愛の詩、生の詩、死の詩…中也の詩は様々な色があります。
その様々な色の詩が紡ぎあい、「中原中也」という人物を作ったのではないかというコンセプトのもとデザインいたしました。
選出コメント
様々な色彩の線でふちどられた中也のイラストは軽快さと儚さとを同時に感じさせます。詩のことばが詩人から立ち上るようにも詩人に流れ込むようにも見えて、中也の詩を生き生きと感じさせるデザインになっています。
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優秀賞 2作品
山内 久 (青森県・66歳)
木版画と裏色彩技法で、この詩から感受した「悲哀」と「気怠さ」を表現してみました。
なお、紙は和紙を使用しました。
onsa(東京都)
中原中也の詩の中でいきている様々な存在を散りばめ、一つ一つがバラバラなようで繋がりあっていることを表現しました。
いつまでも色褪せず美しい詩たちを改めて想うきっかけになりますように。