【終了しました】12月10日は「山羊の日」2018
12月10日は詩集『山羊の歌』刊行日
中原中也の詩集『山羊の歌』は昭和9年12月10日、東京の文圃堂〈ぶんぽどう〉書店から刊行されました。詩集の編集は昭和7年に終わっていましたが、資金不足や版元が決まらなかったことにより出版は難航。実に2年半の歳月をかけてようやく世に出た、中也念願の第一詩集でした。
この『山羊の歌』には、「サーカス」「帰郷」「汚れつちまつた悲しみに……」といった中也の初期の代表作が収録され、中也没後81年が経った今でも、多くの人に読み継がれています。
中原中也記念館では、中也にとって記念すべきこの12月10日を「山羊の日」と名付け、ささやかなお祝いのイベントを行います。
2018年12月1日(土)~12月9日(日)
特別展示 初公開!
中原中也『山羊の歌』 (矢追順子宛署名入り)
この度展示する矢追順子宛献呈署名入『山羊の歌』は、今年6月に当館に寄託された資料です。(寄託者:立花純夫氏)
現存する献呈署名入り『山羊の歌』の数について、当館では20冊把握しておりますが、女性宛の本は、矢追順子氏宛と、中也の親戚である西川マリヱ氏宛の2冊しか確認されていません。また、献呈された人物のうち、中也との関係はもとより、どのような人物かも全く不明なのは矢追順子氏のみです。
矢追順子宛献呈署名入り『山羊の歌』は、女性宛であり、しかも宛先の人物の手がかりさえもないという意味で、非常に珍しく、かつ謎をはらむ一冊です。
当館では、この度の展示を機に、矢追氏についての情報が寄せられることを期待しております。
矢追順子氏について、何かご存じの方は中原中也記念館までご連絡ください。よろしくお願いいたします。
2018年12月8日(土)~12月9日(日)
来館者プレゼント
各日先着10名様に『山羊の歌』のまめほんをプレゼント!
来館者全員に「山羊をつれた中也くん」ポストカードをプレゼント!