【終了しました】全国文学館協議会共同展示「3.11文学館からのメッセージ」
- 2018年03月02日
- 展示案内
この全国文学館協議会共同展示は、2011年3月11日の東日本大震災を契機に開催されました。
死者に対する鎮魂と被災者への慰謝を願う心から、
当時の会長中村稔氏(詩人・弁護士)の提案に賛同した文学館が2013年3月に一斉に展示を始めました。
第6回目を迎える本年は全国29の文学館で開催いたします。
2018年2月28日(水)~3月25日(日)
「中也の関係者が語る関東大震災」
中也が生きた明治40〈一九〇七〉年から昭和12〈一九三七〉年の間で被害が最も甚大であった自然災害といえば、大正12〈一九二三〉年9月1日に発生した関東大震災でしょう。
当時中也は京都にいたため被災しませんでしたが、後に中也が出会うことになる友人・知人の中には、被災した経験を語ったり文章化したりした人もいます。それぞれの被災経験からは、震災の臨場感はもとより、大災害が市井の人々にもたらす強い影響を感じずにはいられません。
本展では、中也の関係者たちが語る関東大震災を通じ、自然災害の恐ろしさと、それに向き合う心のありように迫ります。